報道関係各位
プレスリリース

平成27年　9月　30日
株式会社やさしい手

訪問介護やデイサービスなどの居宅介護サービスを手がける株式会社やさしい手（本社：東京都目黒区、代表取締役社長：香取幹　以下「やさしい手」）は、IoT（Internet of Things）機器による生活支援サービスと介護サービスを組み合わせたサービス提供を開始致します。

 独居、日中独居、高齢者のみ世帯の介護力の低下にともない、「生活支援」の重要性が高まっています。ここでいう「生活支援」は、「家族の代替的」「おせっかいな隣人的」機能と定義しています。「生活支援」そのものが、独居、高齢者のみ世帯の中重度の要介護高齢者の生活全体を把握し、支えています（※図１参照）。

 「IoT機器サービス」の目的は、IoT機器そのものが生活支援として、また在宅介護や在宅医療と組み合わせて、在宅生活継続という顧客価値を提供することです。IoT機器から取得する情報は、インターネットを通じて弊社拠点やコールセンターに情報提供されます。弊社拠点やコールセンターでは随時対応を行い、ご家族や医療や介護の関係機関との連携し、訪問サービスの要請、実施を致します（※図2参照）。

　パーキンソン病を抱えた1人暮らしの女性で、月2回の訪問診療で病状管理、１日4回365日の定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスで、服薬管理、排泄介助、食事介助、入浴介助、洗濯掃除等生活支援サービスを提供されています。

起立、歩行はかろうじて可能です。動作緩慢、倒れやすい、認知障害があり、日々の状態が不安定で投薬コントロールを継続しています。

人感センサーやバイタルセンサー機能のあるIoT機器を導入し、訪問していない時間帯でも居室内転倒時の早期発見、ベッドからの離床状況やトイレ利用の有無、心拍数や呼吸数、体重推移等が確認できます。また生活状況を把握することで、投薬コントロールや昼夜逆転生活の改善を行うためのデータが蓄積され重度化を防止します。

　一定時間センサーの反応が無いなどの異常を感知した際には定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所へメール等で通知され、電話による随時対応を行い、場合により随時訪問サービスを行います。 

・随時対応サービス費（介護保険）：
追加料金なし。定期巡回・随時対応サービスの報酬単価に含まれます。（24時間　365日対応）

 ・随時訪問サービス費（介護保険）：
追加料金なし。定期巡回・随時対応サービスの報酬単価に含まれます。（24時間　365日対応）

　認知症の母、息子の2 人暮らしで、息子は日中仕事の為不在。最近は母親の認知症状が進み介護のために仕事を休む事が多くなってきました。徘徊による行方不明・事故への恐れ、経済的基盤である仕事との両立に悩んでいました。
人感センサー感知後に画像付きメール送信機能があるIoT機器を導入することで、仕事先でも徘徊行動をメールで確認ができ、訪問介護サービスと連携して外にいながら早期対応が可能となります。また写真により背格好や服装を地域・警察機関などと共有することで早期発見に繋がります。
　センサーが感知した際には弊社拠点やコールセンターへメール等で通知され、電話による随時対応を行い、場合により臨時訪問サービスを行います。 

・随時対応サービス費（自費）：
月額　540円（税込）　（8:00～22:00　365日対応）

 ・臨時訪問サービス費（自費：おまかせサービス）：
1回1時間　3,780円（税込）　（9:00～18:00　365日対応）

 ・臨時訪問サービス費（介護保険）：
ケアプランに位置づけられている場合は指定単位数の利用者負担分　（9:00～18:00　365日対応）