報道関係者各位
2016年12月12日
株式会社やさしい手
2017年5月東京都稲城市にサービス付き高齢者向け住宅
「コーシャハイム平尾」を開所
株式会社やさしい手(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:香取幹、以下「やさしい手」)は、このたび東京都住宅供給公社(東京都渋谷区、理事長:安井順一、以下「JKK東京」)、東京建物シニアライフサポート株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤久利、以下「東京建物シニアライフサポート」)、及び社会医療法人 河北医療財団(東京都杉並区、理事長:河北博文、以下「河北医療財団」)と連携しサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)「コーシャハイム平尾」(東京都稲城市)を2017年5月に開所いたします。
当物件の土地建物はJKK東京が所有し、東京建物シニアライフサポートが一括借り上げを行い、やさしい手は、「コーシャハイム平尾」の運営を受託し、併設する介護事業所からご入居者及び近隣にお住まいの方々へ介護サービスを提供、医療ニーズが高い方でも河北医療財団との連携により、安心・安全な在宅生活を支えてまいります。
「コーシャハイム平尾」では、今までの自宅と変わらない生活を営むことのできるよう、住戸プランは単身の方だけでなくご夫婦でご入居可能な面積帯を計画し、介護の度合いが異なるお二人でも、ご一緒に生活できるよう配慮しています。
「コーシャハイム平尾」でお暮らしいただく中で、【医療処置が必要】【介護状態が悪化】した際は、併設した看護小規模多機能型居宅介護事業所「看多機かえりえ平尾」をご利用いただくことで、医療行為も含めた24時間の介護サービスを受けながら在宅生活の継続が可能になります。
このように自立から要介護状態、また逆に要介護状態からの機能回復、更には終末期に至るまで、ご利用者の状態に即応する形で柔軟にサービスを組み合わせながら、住み慣れた地域での生活をお支えしてまいります。
やさしい手では、地域包括ケアが目指す高齢者の「在宅生活継続」を実現するため、急性期病院の回復期病棟等に入院されている重度の要介護状態の方や医療依存度の高い方であっても安心して「在宅復帰」が果たせるよう、住宅・介護・医療の連携で、積極的な「退院支援」を行ってまいります。そして、利用者の身体状況及び疾患のアセスメント情報に基づき、河北医療財団の医師と看護師・当社の看護師・ケアマネジャー・サービス提供責任者・計画作成責任者、といった複数の介護・医療の専門職が協議し、「利用者個別援助計画」を作成いたします。また、利用者の経年の状態変化に応じて都度「利用者個別援助計画」の見直しを行い、常に最新の計画に基づいたサービス提供を行ってまいります。
このように医療と福祉の垣根を超えたトータルケアサービスを展開し、24時間365日の安心を実現するための在宅ケアサービスをさらに充実させていきます。
やさしい手では、「可能な限り住み慣れた地域、自宅で最期まで暮らし続けたい。」と思うご利用者の在宅療養を支えるために、サ高住と看多機の連携は必要不可欠な機能であると考えます。
看多機の特徴として、通い・泊まり・訪問看護・訪問介護のサービスを一体に提供できることから、ご利用者の状態に合わせ迅速に且つ柔軟に対応することが可能となります。
また、ご自宅への訪問看護サービスに限らず、通い・泊まりの利用時においても看護師が医師の指示に基づいた医療処置の対応が可能であることから、医療依存度の高い方でも施設入居ではなく、住み慣れた地域での生活が選択できると考えます。
さらに、サ高住にご入居されている方においては、看多機に併設されている訪問看護事業所の看護師が、住宅スタッフや併設事業所の介護スタッフと協働でケアにあたることで、より効果の高いケアが可能となります。自社で訪問看護事業所を運営している機能を活かし、看多機に登録されていないご入居者及び地域にお住まいの方への訪問看護サービスをお届けしてまいります。
やさしい手では、ITシステムを導入した効率的な職員のルート・シフト管理を活用し、効率的な事業運営を実現しております。また、各住居に設置してあるケアコール端末により、緊急時のご要望にも24時間365日対応が可能です。さらに、職員がITシステムに記録した日々の「介護電子カルテ」を通して、入居者自身への情報提供はもちろん、インターネットを通じてご家族やケアマネジャー、医師、看護師といった関係機関へリアルタイムに情報を提供することができるため、ご家族や関係機関との活発なコミュニケーションが実現されます。
〔ITシステムの機能概要〕
・ サービス提供の効率化を実現した職員のルート・シフト管理システム
・ 各住居にケアコール端末を設置し、緊急時のご要望にも24時間365日対応可能
・ サービス計画書およびサービス記録の介護電子カルテ化
・ サービス記録をご本人・ご家族・事業者間に提供することによる効率的な情報共有と連携
「コーシャハイム平尾」では、サ高住にお住まいの方々へのサービス提供のほかに、地域住民へ向けた生活支援サービス、多世代交流・地域交流の拠点づくりを計画しています。
具体的には、「コミュニティホール」「コミュニティルーム」といったご利用者や地域の方が気軽に利用できるスペースを配置いたします。当社が「コーシャハイム千歳烏山」の地域交流レストラン「てらすチトカラ」で取り組んでいる地域交流のノウハウを活かし、自治会・町内会及び地域包括支援センターなどと連携し、地域の方々の介護予防につながるアクティビティやイベントの企画運営を目指すとともに、地域のご高齢者の方々の社会参加を応援いたします。
東京建物グループは、高齢者向け住宅事業を重点分野と位置付け 、平成21年にサ高住「グレイプス浅草」を開業し、以降、東京建物が開発するサ高住・グレイプスシリーズ及び他の土地建物所有者様が開発する物件の運営を行って参りました。「コーシャハイム平尾」をはじめ、15物件の開業、または開業予定となっております。
今後もご自身の望む生活を送るためのプライバシーと尊厳が守られた住まいと住まいでの生活をサポートするための生活支援サービスをご提供いたします。
平成28年12月に河北医療財団と合併をした医療法人財団 天翁会は、住み慣れた地域で最期まで安心して暮らすことができるように、高齢者とご家族の生活を支援したいという強い信念のもと、1980年に多摩市中心部に「天本病院」を開設。2000年には患者様・利用者様がより安心できるサービス体制のため、医療・介護の施設を次々と開設しつつ、法人内や地域関係機関との連携を推進してきました。
このため、稲城市をはじめとする多摩地区で長年在宅医療を提供し地域からの信頼と独自のノウハウをもっており、多摩ニュータウンを中心に在宅医療・介護・福祉の事業所ネットワーク「あいセーフティネット」を築いております。「あいセーフティネット」は、地域を病棟と捉え、在宅医療サービスを展開し、高齢者の尊厳を守りながら、高齢者がその地域で生涯生活を続けられるようにサービスを増やし対応してきました。
また、すべてのクリニックが「機能強化型」在宅療養支援診療所の基準を満たしており、患者様の病状の急変に備え24時間365日体制を導入し、緊急時の往診やご自宅でのお看取りに対応しています。
地方住宅供給公社法に基づき、東京都が設立した特別法人であるJKK東京、住宅のプロである東京建物シニアライフサポート、長年稲城市を中心に在宅医療活動を行っている河北医療財団、及び24時間型在宅介護のやさしい手が手を携えて、「コーシャハイム平尾」を拠点として、稲城市平尾エリア全体の在宅介護、在宅医療、住まい、食事、地域活動を支えて参ります。
そして稲城市平尾エリアのお客様が、住み慣れた地域で安心して暮らせる生活環境を整えるため、安全に安心して住むことができる居場所を確保し、適切な医療・介護・生活支援などが受けられる「地域包括ケア」を実現し、行政や福祉施設等との連携を密にし、総合的な在宅支援サービスを提供いたします。
所在地: 東京都稲城市平尾3丁目7番4
交通: 小田急線「新百合ヶ丘」駅 バス6分
「台原」バス停下車徒歩1分
構造規模: 鉄筋コンクリート造地上5階建
土地建物所有: 東京都住宅供給公社
貸 主: 東京建物シニアライフサポート株式会社
運営受託: 株式会社やさしい手
医療連携: 社会医療法人 河北医療財団
建物管理: 株式会社東京建物アメニティサポート
施工: 淺沼・砂川建設共同企業体 ほか
類型: サービス付き高齢者向け住宅
契約形態: 普通賃貸借契約
住戸数: 65戸
居室面積: 20.23㎡~55.23㎡
入居開始: 2017年5月(予定)
【本件に関するお問い合わせ先】
やさしい手 コールセンター
TEL:0120-885-082
【取材に関するお問い合わせ先】
株式会社やさしい手 広報室 関川、石川
TEL:03-5433-5648 e-mail:sales_promotion@yasashiite.com