2016年 2月8吉日
株式会社やさしい手
株式会社やさしい手(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:香取幹、以下「やさしい手」)は、このたびミサワホーム株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 竹中宣雄)が企画・設計・施工を実施し、グループ会社であるミサワホーム不動産株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:岡村康晴)がオーナー様より一括借上げをして貸主となる、サービス付き高齢者向け住宅「センチュリーテラス白鍬」(埼玉県さいたま市)を2016年5月に開所いたします。やさしい手は、当物件の運営を受託し介護サービスの提供を行います。
やさしい手の会社方針「住み慣れた家で最期まで生きる」とミサワホームグループのコーポレートスローガン「住まいを通じて生涯のおつき合い」という双方の想いが合致し、2011年より共同事業を開始しており「センチュリーテラス白鍬」は、「センチュリーテラス船橋」(千葉県船橋市)、「センチュリーテラス青葉の森」(千葉県千葉市)、「センチュリーテラス新柏」(千葉県柏市)に続き4棟目の取り組みとなります。
ミサワホームグループは30年以上前からシニア向け住宅事業に取り組んでおり、1993年に開設した介護専用型高齢者住宅「マザアス南柏」をはじめ、現在では「自立」から「要介護」までの幅広いニーズに対応したシニア向け住宅の運営や介護サービスを展開しています。また、これらの直営実績に、住宅メーカーならではの快適な住まい方のノウハウを盛り込んだ企画・設計力に定評があります。
センチュリーテラス白鍬では、ミサワホームグループが培ってきたシニア住宅のノウハウと、やさしい手が持つ豊富な在宅介護サービスのノウハウを融合させ、地域包括ケアシステムの実現を目指します。
やさしい手はさいたま市において、2000年の介護保険制度施行時より「大宮店」(さいたま市大宮区 2000年7月開設)、「浦和北店」(さいたま市浦和区 2005年5月開設)を拠点に、訪問介護サービスを提供してまいりました。全国的に訪問介護サービスのニーズが伸び悩む中、利用者数は順調に拡大し、現在700名余りの利用者数となっています。市域中心部の拠点から、ほぼ市内全域をカバーしてサービス提供を行なってまいりました。
さいたま市130万人の人口は今後も漸増の見通しですが、高齢者人口は大幅に増加し、2015年現在22%の高齢化率は2025年には24%となることが見込まれています。市内の各地域ニーズに対応し、「2020さいたま希望(ゆめ)のまちプラン」(さいたま市総合振興計画後期基本計画)に掲げられた地域包括ケアの理念を実現し、さらなる利用者拡大を図るため、さいたま市西部の桜区に、さいたま市では1棟目となるサ高住を開設することといたしました。
サ高住併設の訪問介護事業所出店により、これまで日中帯中心であったサービス提供体制が24時間対応可能となります。またサ高住開設と同時に、定期巡回随時対応型訪問介護看護サービスの指定を受け、医療介護の連携を図りながら、地域包括ケアの拠点としての機能強化を図ってまいります。(2016年5月事業者指定予定)
今回のサ高住出店は、「大宮店」「浦和北店」の2店舗分割出店となります。経験豊富なサービス提供責任者の異動配置、及び上記2店舗所属の訪問介護員によるサ高住入居者及び一般在宅利用者へのサービス提供が開所時点から可能と、営業面でもコスト面でも非常に有効なドミナント出店であると考えています。
弊社では、ITシステムを導入した効率的な職員のルート・シフト管理を活用し、効率的な事業運営を実現しております。また、各住居に設置してあるケアコール端末により、緊急時のご要望にも24時間365日対応が可能です。さらに、職員がITシステムに記録した日々の「介護電子カルテ」を通して、入居者自身への情報提供はもちろん、インターネットを通じてご家族やケアマネジャー、医師、看護師といった関係機関へリアルタイムに情報を提供することができるため、ご家族や関係機関との活発なコミュニケーションが実現されます。
【ITシステムの機能概要】
・ サービス提供の効率化を実現した職員のルート・シフト管理システム
・ 各住居にケアコール端末を設置し、緊急時のご要望にも24時間365日対応可能
・ サービス計画書およびサービス記録の介護電子カルテ化
・ サービス記録をご本人・ご家族・事業者間に提供することによる効率的な情報共有と連携