2年前の七夕。
短冊の願い事で一番多かったのは「コロナが早く無くなりますように」でした。
あれから2年がたち、私たちはいまだ不安の只中にいます。
コロナがようよう落ち着く兆しを見せ始めたかと思うと同時に新たな病気や戦争が立て続けに起き、目を覆うような痛みや嘆きは瞬くまに世界中を駆け回っています。
天候もそんな不安に呼応するような気配を見せています。
今年のコーシャハイムの短冊で最も多かったのは「世界平和」。
それは、今、私たちは世界の平和を願わずにはいられないような日々に生きているという証しにほかありません。
それにしても、私たちの願いはどこへ届くというのでしょう。そも、世界平和は願うもの、なのでしょうか。
あぁ、七夕の笹が、ささやかで、他愛なく、くだらない、わがままな願いでいっぱいになりますように。そんな日が早く帰ってきますように、と願わずにいられません。