やさしい手では、妊娠・出産後も働いている人がたくさんいます。わたしも28歳のときに結婚して、子どもができたのですぐに産休に入りました。産休は1年半ぐらいいただいて、子どもの保育園が決まったので復職。その後2人目ができたので5カ月ほど復帰してまた産休に入りました。
独身時代は千葉から都内まで2時間近くかけて通勤していたので、職場復帰するにあたり自宅から近い勤務地を希望しました。子どもが小さいので、できるだけ通勤時間を短縮したかったんです。妊娠中もラッシュの時間を避けたいと言ったら出勤時間を遅くしてくれたり、そういったことがすぐに相談できる上司や人事課の方がいるのがとても心強いですね。
休日は保育園のお休みと合わせて週末を希望し、そのように組んでもらっています。年間休日が124日あるので、子どもと向き合う時間がしっかりともてますね。休みの日は公園や動物園によく行っています。できるだけ昼間に活動させて、夜ぐっすりと眠れるように(笑)。
子どもができてから、働き方も変わりましたね。独身の頃なら、多少残業してもその日中に仕事をやり切ることができましたが、今は子どものお迎えに行かないといけなかったり、晩ごはんを作らないといけないので、とにかく時間がきたら仕事を切り上げる必要があります。だから、いかに集中して仕事をやり切って、あとはきちんと引き継ぎをして帰るかというこということがとても大切になってくるんです。
子どもが産まれてから、周りのスタッフには特に助けてられています。16時までの時短勤務なの
ですが、16時までの時短勤務なのですが、15時になると「あと何やるの?手伝うことある」と声をかけてくれるのでとてもありがたいですね。『ママ部』というサークルもあり、みんなでバーべキューをしたり、親子カフェで子どもたちを遊ばせながら、おしゃべりを楽しんだりしています。先輩ママさんもいて、情報交換もでき勉強にもなるんですよ。
高齢者福祉を志したのは、在宅で介護をする方の支援をしたいと思ったから。やさしい手を選んだ理由は、在宅介護サービスを主に行う会社だったこと。また、他社だと施設などでの現場経験を積んでからでないと就けない「サービス提供責任者」の仕事がはじめからできたことです。
最初は、自分よりも技術も経験も上の年配のヘルパーさんたちに対して指導をしなければならないので、気苦労がありました。伝え方がうまくいかず「こんな若い子が何?」という目
で見られて、ギクシャクしてしまったこともあります。だけど、謙虚な気持ちで「ご指導いただきながら、共にやらせてください」という姿勢でお声がけしたら、快く協力していただけるようになりました。
仕事のやりがいは、お客様にコーディネートしたヘルパーさんとのマッチングがうまくいって、感謝の言葉をいただいたとき。サポートさせてもらうことで、お客様の生活がより向上したときに、やっていて良かったと思いますね。