学生時代に祖母を亡くしました。介護が必要だったおばあちゃんに自分が何もしてあげられなかったことが悔しくて、介護の道を志しました。やさしい手を選んだ理由は、人事の方の話が魅力的だったこと。祖母のこともあって、住み慣れた家での安心の暮らしをサポートするという会社の理念に共感しました。在宅介護という仕事に大きなやりがいを感じましたね。
最初の1年は現場が中心。在宅での介護は、その方なりの生活リズムなども踏まえてサービスを提供しなければならないので、座学で学んだことだけでは対応できず戸惑うこともありました。また、若いというだけで、お客様に不安を与えてしまうこともしばしば。苦労はありましたが、そこを乗り越えていくことで成長できたと思います。
その後「訪問介護員1級」の資格を取りサービス提供責任者に。そして約5年間働いた後、一度自分自身を見直したいと思い上司に退職を申し出たんです。
そこで一度現場から離れて、別の部署へ異動してみてはどうかという打診を受けました。それが、現在の「コンサルティング事業」部です。
事業所を全国にフランチャイズ展開したり、介護事業の課題解決に向けた様々なサービスを提供するこの部署は、それまでやってきたことの「腕だめし」ができる機会と思い、悩んだ結果ここで働くことを決意しました。
これまでは自分がプレイヤーでしたが、こちらに来てからはマネージャーとして関わるというポジションになりました。担当の法人と議論を重ねながら様々な提案をして、プロモーション活動などにも携わります。 地道な作業も多いですが、それが業績アップに繋がったときはうれしいですね。また、現場に入り込んで様々な課題解決を行うことも多く、これまでより責任も大きくなりました。プレイヤーとして現場に携わることも好きだったのですが、キャリアチェンジしたことで自分自身に新しい可能性を見つけられた気がします。
やさしい手は、住み慣れた地域社会で安心して暮らせる総合的な在宅サービスを行っている会社。創業当時から変わらないその理念が、いま自分たちの国が推進しようとしている在宅医療・介護を中心とする施策とも合致しているということは、会社の目指す方向性が何年も先を見据えていたんだなと感じています。キャリアチェンジ後は社長の話を直接聞ける機会も増え、モチベーションにも繋がっていますね。
また、やさしい手には「サービス付き高齢者向け住宅」や「デイサービス」といった施設を主体としたサービスも展開しているので、これからこの会社に入ってくる人にとっては幅広く介護サービスに携われるチャンスがあります。
仕事に厳格な基準やノルマはなく、ある意味その人の自由。各個人の能力や裁量に委ねられていますが、やればちゃんと評価もしてくれる。そこはすごくメリットだと思いますね。だって、頑張ったらいくらでもチャンスがある会社なんですから。